日本代表 写真:Getty Images

 日本代表は11月15日に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、インドネシア代表と対戦する。FW浅野拓磨(RCDマジョルカ)、FW上田綺世(フェイエノールト)とストライカー陣で怪我人が相次ぐ中、日本サッカー協会(JFA)関係者から不安の声が飛んでいる。

 インドネシアメディア『bola』が伝えたところによると、南アフリカW杯で日本代表を率いた経験を持つJFA副会長の岡田武史氏は、11月2日にインドネシアを訪問。サッカー関連のイベントに出席した後、「日本はインドネシアで試合をするが、正直心配だ」とコメント。

 「インドネシアはここに来てますます強くなっているし、シン・テヨン監督のもとで選手の能力も上がっている」とインドネシア戦を前に不安を抱えている理由を明かしている。

 また岡田氏は、「ひとりの日本人として、日本が2-0で勝利できると思っているが、0-0に終わる可能性もあり得る」と、インドネシアの番狂わせも予想。帰化選手を多く擁する同国代表への警戒を強めている。

 インドネシアは9月開催の最終予選で格上のサウジアラビア、オーストラリア相手に引き分け。ただ10月の最終予選では招集メンバー27名中13名が帰化選手という構成だったにもかかわらず、バーレーンに引き分けると、中国戦では1-2と敗れている。

 11月の最終予選では、ホームで日本やサウジアラビアと対戦。インドネシアサッカー協会(PSSI)はすでに招集メンバーを公式発表しているが、元セレッソ大阪所属のDFジャスティン・ハブナー(ウルバーハンプトン・ワンダラーズ)をはじめ15名の帰化選手が招集。かつて東京ヴェルディでプレーしていたDFプラタマ・アルハン(水原FC)も、メンバーに名を連ねている。