サンタガタ・ボロニェーゼの新しいスーパースポーツカーのために設計・製造された、マルチテクノロジースペースフレームシャシーとは
「モントレー・カー・ウィーク 2024」で発表された「ランボルギーニ・テメラリオ」は、その比類なきパフォーマンスにより、スーパースポーツカー・セグメントにおける新たなベンチマークとなった。V8ツインターボエンジンと3つの軸流電気モーターを組み合わせたハイブリッドパワートレインは、合計出力920CVを発揮するだけでなく、シャシー設計への新たなアプローチも実現している。
ランボルギーニ自動車のチーフテクニカルオフィサーであるルーベン・モール氏は、ハイブリッドパワーユニットから生じる高負荷に耐えるように設計され、優れた機械的品質と顕著な軽量化効率を併せ持つ、マルチテクノロジーを駆使した新しいスペースフレームシャシーについて詳しく説明し、新型テメラリオの正体を明らかにした。
これらの技術によってスペースフレームの構造の複雑さを最小限に抑えることが可能になり、同時にハイブリッド・パワートレインの高度な機能統合が可能になった。実際、構造部品の数は50%削減され、熱溶接も80%削減された。この新しい構造形式により、ねじり剛性は前世代のスペースフレームに比べて25%向上し、車両の優れたドライビング・ダイナミクスに大きく貢献している。
文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB
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