北海道コンサドーレ札幌は11月3日に行われた明治安田J1リーグ第35節のセレッソ大阪で、1-1と引き分け。次節にもJ2降格決定の可能性がある中、タイ代表MFスパチョーク・サラチャットに今冬退団、YBCルヴァンカップ王者・名古屋グランパス移籍の可能性が報じられている。
現在26歳の同選手は、ブリーラム・ユナイテッド時代の2021/22シーズンに石井正忠監督のもとでタイ国内3冠を達成。同シーズン終了後に札幌へ移籍すると、来日1年目にJ1リーグ7試合の出場で2アシストをマーク。2023シーズンには24試合で7ゴール1アシストと結果を残していた。
今季はここまでリーグ戦17試合のスタメン出場で2ゴール5アシストをマークしているスパチョーク。一時、左ハムストリングの負傷により戦列を離れていたものの、復帰初戦のJ1第27節サガン鳥栖戦で1ゴール1アシストを挙げるなど、一定のパフォーマンスを発揮しているが、直近4試合中3試合でピッチに立っていない。
そんななか、タイメディア『ball thai』は11月3日に「ルヴァンカップ優勝の名古屋が、スパチョークの獲得に興味を示している」とリポート。「札幌がJ2へ降格した場合の話として、以前はブリーラム・ユナイテッドやBGパトゥム・ユナイテッドに復帰するという噂があった」とした上で、「名古屋は豊富な資金力のあるJリーグクラブだとみられているが、スパチョークの獲得に向けて(それ相応の)年俸を用意している。複数回にわたり話し合いがあった」と伝えている。
札幌は今シーズン途中にFWジョルディ・サンチェス、DFキム・ゴンヒなど複数の外国人選手を獲得。多額の補強資金を費やしたとみられるだけに、J2降格となれば2025シーズンの人件費削減となる可能性も考えられる。