エンドリッキ 写真:Getty Images

 18歳となった今夏にパルメイラス(ブラジル1部)からレアル・マドリード(スペイン1部)に加わったブラジル代表FWエンドリッキだが、出場機会を得られない状況が続いている。

 すでにブラジル代表として13キャップ3ゴールを記録しているエンドリッキは2022年にパルメイラスとプロ契約を結ぶと、同年12月にマドリード加入が内定。推定移籍金6000万ユーロ(約99億3000万円)と言われる高額な金額で加入すると、ここまでラ・リーガ7試合で1ゴール1アシストを記録している。

 しかし、プレータイムはわずか40分のみであり、直近3試合は出場機会がなく、11月のブラジル代表メンバーからも外れた。この状況を受けて、スペイン『Fichajes』によれば、マドリードの上層部は今夏に加入したフランス代表FWキリアン・ムバッペなどとの熾烈なポジション争いがあることを理解しているという。

 そして、マドリードは定期的な出場機会を確保するためにブラジル代表FWをレンタルで放出することを検討しており、トッテナム・ホットスパー(イングランド1部)とユベントス(イタリア1部)の2クラブが興味を持っているようだ。

 ベテラン選手と若手選手の融合でチームを再建しているトッテナムはエンドリッキの推進力と創造性あふれるプレーを評価している模様。一方、若手選手を積極的に起用しているユベントスは薄い前線の選手層を厚くするためにストライカーを探しており、同選手は完璧にフィットできると考えているようだ。