町田ゼルビアからブリストル・シティFCへ期限付き移籍中のFW平河悠は、11月2日に行われたイングランド2部リーグ戦で1ゴール1アシストをマーク。先制ゴールのシーンでハンドがあったとして現地で批判を浴びているが、日本国内からは町田関連のコメントも湧き起こっている。
現地で問題視されているのは、前半6分のシーン。平河は敵陣ペナルティエリア付近で相手のバックパスに反応。相手GKがキャッチする直前にボールを奪い、無人のゴールマウスに流し込んだ。
ゴール直後、平河本人は喜びをあらわにしたが、相手GKはハンドがあったとアピール。現地の中継映像では、平河がボールを奪う際、右手でボールをコントロールするシーンが捉えられているだけに、『サン』などイギリスの複数メディアは「物議を醸す」などと伝えている。
この平河のゴールシーンは、現地の中継映像を一部切り取った動画によりXで拡散。町田から期限付き移籍中ということもあり、町田のプレースタイルや黒田剛監督の戦術と関連付けた否定的な声が挙がっているほか、「あのクラブ」などと町田への直接的な言及を避けるファンも見受けられる。
一方で町田は9月29日、クラブ及び所属選手・スタッフに対する誹謗中傷について声明を発表。「悪意ある誹謗中傷から派生した風評被害によって、クラブとして多大な経済的損失を受けております」と現状を説明した上で、「SNSへの書き込み等について、一切の証拠を保全すると同時に、随時開示請求を行っていき、然るべき法的措置を取って参ります」としている。
ハンドの反則をとらなかった主審に非がある平河のゴール。同選手のプレーに批判が相次いでいるが、町田や黒田監督との関連性を指摘する場合、投稿の内容次第ではあるが選手批判をクラブ側が誹謗中傷とみなす可能性を排除できないだけに、過激な表現を用いないなど注意が必要だ。