ランドローバーが2026年モデルのレンジローバー・ヴェラールの予約受注を開始。PHEVモデル「P400e」のエントリーグレード「S」の導入や、全パワートレインにおける最上位グレード「オートバイオグラフィ」の設定、新ボディカラーおよび新オプションの採用などを実施

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2024年10月17日、ミッドサイズラグジュアリーSUVのレンジローバー・ヴェラール(RANGE ROVER VELAR)の2026年モデルを発表し、同日より予約受注を開始した。

レンジローバー・ヴェラールの2026年モデルが日本での受注をスタート。PHEVモデルにエントリーグレード「S」を新設定
(画像=▲レンジローバー・ヴェラール・S P400e 価格:967万円全長4797×全幅2147(ミラー含)×全高1683mm ホイールベース2874mm 車重2290kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費10.5km/リットル 写真のボディカラーはフジホワイト、『CAR and DRIVER』より引用)

車種展開は以下の通り。

■2リットル直列4気筒INGENIUMディーゼルエンジン(MHEV)搭載車

S D200:949万円

ダイナミックSE D200:1020万円

オートバイオグラフィD200:1155万円

■2リットル直列4気筒INGENIUMガソリンエンジン搭載車

S P250:967万円

ダイナミックSE P250:1079万円

オートバイオグラフィP250:1208万円

■2リットル直列4気筒INGENIUMガソリンエンジン+電気モーター(PHEV)搭載車

S P400e:967万円

ダイナミックSE P400e:1079万円

オートバイオグラフィP400e:1208万円

レンジローバー・ヴェラールの2026年モデルが日本での受注をスタート。PHEVモデルにエントリーグレード「S」を新設定
(画像=▲レンジローバー・ヴェラール・オートバイオグラフィD200 価格:1155万円 全長4797×全幅2147(ミラー含)×全高1683mm ホイールベース2874mm 乗車定員5名 WLTCモード燃費13.6km/リットル 写真のボディカラーはサントリーニブラック、『CAR and DRIVER』より引用)

 2026年モデルのレンジローバー・ヴェラールは、グレード展開の変更や新ボディカラーおよび新オプションの設定などを実施して、ミッドサイズラグジュアリーSUVとしての魅力度をいっそう高めたことが特徴である。

 グレード展開については、PHEVモデルのP400eにエントリーグレードの「S」を新たに設定し、サステナブルな選択肢をより身近にしたことがトピック。また、全パワートレインにおいて専用バッジや21インチ“スタイル5109”アロイホイール(サテンダークグレイ、コントラストダイヤモンドターンドフィニッシュ)、シャドーグレイアッシュパネル、エクステンデッドウィンザーレザーシートなどを装備する最上位グレード「オートバイオグラフィ(AUTOBIOGRAPHY)」を追加し、高級志向のユーザーにアピールする。

レンジローバー・ヴェラールの2026年モデルが日本での受注をスタート。PHEVモデルにエントリーグレード「S」を新設定
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
レンジローバー・ヴェラールの2026年モデルが日本での受注をスタート。PHEVモデルにエントリーグレード「S」を新設定
(画像=▲全パワートレインにおいて専用バッジや21インチ“スタイル5109”アロイホイール(サテンダークグレイ、コントラストダイヤモンドターンドフィニッシュ)、シャドーグレイアッシュパネル、エクステンデッドウィンザーレザーシートなどを装備する最上位グレード「オートバイオグラフィ」を追加。写真はオートバイオグラフィP400e(価格1208万円)、『CAR and DRIVER』より引用)

 ボディカラーについては、ヴェラールの存在感をより際立たせるジオラグリーンとバトゥミゴールドを新規にラインアップ。また、オプション装備の面ではP400eを除いて22インチ“スタイル1075”アロイホイール(ダークアガットグレイ、サテンブラックコントラストダイヤモンドターンドフィニッシュ)を新設定したほか、ブラックエクステリアスタイリングパックを導入してブラックのブレーキキャリパーを選択可能とした。

レンジローバー・ヴェラールの2026年モデルが日本での受注をスタート。PHEVモデルにエントリーグレード「S」を新設定
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
レンジローバー・ヴェラールの2026年モデルが日本での受注をスタート。PHEVモデルにエントリーグレード「S」を新設定
(画像=▲ボディカラーにヴェラールの存在感をより際立たせるジオラグリーン(写真・上)とバトゥミゴールド(同・下)を新設定、『CAR and DRIVER』より引用)
レンジローバー・ヴェラールの2026年モデルが日本での受注をスタート。PHEVモデルにエントリーグレード「S」を新設定
(画像=▲P400eを除いて22インチ“スタイル1075”アロイホイール(ダークアガットグレイ、サテンブラックコントラストダイヤモンドターンドフィニッシュ)を新規にオプション設定、『CAR and DRIVER』より引用)
レンジローバー・ヴェラールの2026年モデルが日本での受注をスタート。PHEVモデルにエントリーグレード「S」を新設定
(画像=▲ブラックエクステリアスタイリングパックを導入してブラックのブレーキキャリパーを選択可能とする、『CAR and DRIVER』より引用)

 パワートレインに関しては基本的に従来を踏襲し、“INGENIUM”1997cc直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力204ps/最大トルク430Nm)に減速時のエネルギーロスを減らすために小型統合電気モーターを組み合わせたD200マイルドハイブリッド(MHEV)、“INGENIUM”1995cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力250ps/最大トルク365Nm)のP250ガソリン、システム最高出力326kW(404ps)/最大トルク400Nmを発生する“INGENIUM”1995cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン+モーターに総電力量19.2kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたP400eプラグインハイブリッドを設定。いずれもトランスミッションには専用セッティングの8速オートマチックを組み合わせ、駆動システムにはインテリジェントドライブラインダイナミクス(IDD)搭載のAWDを採用している。

文・ 大貫直次郎/提供元・CAR and DRIVER

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