昨季はFAカップを制した一方で、プレミアリーグではクラブ史上最低の8位で終わったマンチェスター・ユナイテッドだが、今季も成績不振が続いたことから28日にエリック・テン・ハグ監督の解任を発表。アシスタントコーチを務めていたルート・ファン・ニステルローイ氏が暫定指揮官となっている。
2023年夏にトッテナム・ホットスパー(イングランド1部)からバイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)えへ移籍したイングランド代表FWハリー・ケインの獲得したユナイテッドはアタランタ(イタリア1部)からデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドを獲得した。
イギリス『ミラー』によれば、テン・ハグ監督は今夏にフランス代表FWアントニー・マルシャルが退団したことから前線に経験値があるストライカーを望んでいたという。そして、下部組織出身で2014年夏に退団し、現在はブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン(イングランド1部)でプレーする元イングランド代表FWダニー・ウェルベックの獲得を真剣に検討していたという。
ただ、ユナイテッドは最終的にボローニャ(イタリア1部)からオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーを完全移籍で獲得。同選手はデビュー戦となったフラム戦で決勝ゴールを記録するなど、鮮烈デビューを果たしたが、それ以降はゴールネットを揺らせていない。
その一方で、今夏にユナイテッドが獲得を見送ったというウェルベックは今季のプレミアリーグ9試合で6ゴールを記録。ファビアン・ヒュルツェラー新監督のもとで6位に位置するブライトンの攻撃を日本代表MF三笘薫などとともに牽引している。