メンテナンスマットの素材は、次の表のとおり大きく4つの素材に分けられます。
素材 | 特徴 |
ゴム素材 | 耐油性・滑りにくい・耐久性・安定性あり |
ナイロン素材 | 吸水性・耐久性・耐摩耗性あり・水洗い可能・軽量で扱いやすい |
PVC(ポリ塩化ビニール)素材 | 防水性・リーズナブル |
EVA(エチレン酢酸ビニール)素材 | 軽量・ソフト・クッション性あり・連結タイプに多く使用 |
耐油・防水効果から見ると特にTPR(熱可塑性ゴム)素材のモノがおすすめです。
メンテナンスマットがあることのメリット
メンテナンスマットがあることの最大のメリットは、作業場所のフロア面・地面などをオイル・グリス汚れなどから防ぐことが可能な点です。
加えて、メンテナンスマットは滑り止め加工が施されているので、バイクを安定してセッティングすることが可能です。それぞれ詳しく解説します。
地面の油汚れの防止
オイル交換などのメンテナンス作業では、地面の油汚れの防止対策にメンテナンスマットが役立ちます。
オイル交換の他にも、特にチェーンオイル注油ではチェーンから余分な油が落ちて地面がベトベトになります。さらにチェーンを回転させてオイル注油する際にはバイクを前後させる必要があり、作業で落ちたオイルが付着すると走行に危険です。
メンテナンスマットを使い、マットに付いた油分は随時拭き取り、タイヤにつかないようにしましょう。
スタンドによる地面の傷防止
メンテナンスマットを使うと、バイクのサイドスタンドorセンタースタンドへの加重による地面の傷防止に有効です。特に地面が未舗装の場合、雨降りなどの後は地盤がゆるくバイクの重みがスタンドにかかり、知らない間にスタンドが埋まってしまうこともあるので注意しましょう。
また、アスファルト舗装面では特に灼熱の炎天下ではスタンド部分に負荷がかかり、バイクが必要以上に傾いたり、最悪の場合転倒する可能性もありますので、メンテナンスマットで未然に防ぎましょう。