ステファン・ムゴシャ 写真:Getty Images

 Kリーグを主管する韓国プロサッカー連盟は、10月26日と27日に行われたKリーグ1部第35節のMVPやベストイレブン等を発表し、元Jリーガーが3名選出され話題となっている。

 Kリーグ1部第35節のベストイレブンには、元ヴィッセル神戸のFWステファン・ムゴシャ(仁川ユナイテッド)、元京都サンガおよびジュビロ磐田のMF石田雅俊(大田ハナシチズン)、元アルビレックス新潟と水戸ホーリーホックのDFソン・ジュフン(済州ユナイテッド)が選出され、元Jリーガーたちが活躍したようだ。

 その中、MVPに輝いたのは、モンテネグロ代表でもあるムゴシャ。27日に行われた光州戦で、前半24分に混戦から強烈なボレーシュートを決め、チームを1-0の勝利に導いた。このゴールが今季15点目となり、得点ランキングでも単独首位に浮上。かつての神戸での苦い経験が活かされたのかは定かではないが、Kリーグでは引き続き確固たる地位を築いている。

 また、同じくベストイレブンに選ばれたのは石田だ。かつて京都や磐田でプレーした同選手は、同日の大邱戦で決勝ゴールを挙げて、チームの貴重な勝ち点獲得に貢献した。石田はKリーグ1部で活躍する日本人元Jリーガーとして注目されており、大田の攻撃陣の要として存在感を発揮している。

 さらに、済州ユナイテッドのDFソンもベストイレブンに名を連ねた。新潟や水戸でのプレー経験を持つソンは、全北現代モータース戦で決勝ゴールを挙げ、チームの勝利に貢献。堅実な守備と得点能力で、済州のディフェンスラインを支えている。

 こうして元Jリーガーたちが韓国Kリーグで輝きを放ち、韓国サッカーファンの関心を集めていることは、韓国でのJリーグの普及につながると共にKリーグのレベルを一層高める要因となっているのかもしれない。