インドネシア代表 写真:Getty Images

 インドネシア代表は11月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、日本代表やサウジアラビア代表と対戦。DFジャスティン・ハブナー(元セレッソ大阪)など欧州出身選手の大量帰化で注目を集め、韓国人であるシン・テヨン監督解任の可能性が一部で報じられる中、同国サッカー協会(PSSI)幹部がW杯本大会出場への道筋を明かしている。

 インドネシアは9月開催の最終予選で、格上のサウジアラビア、オーストラリア相手に引き分け。10月の最終予選では招集メンバー27名中13名が帰化選手という構成だったにもかかわらず、バーレーンに引き分けると、中国戦では1-2と敗北。4試合を終えて勝ち点3と、2位オーストラリアから2ポイント差も5位に沈んでいる。

 同国メディア『bola』が11月1日に伝えたところによると、PSSI幹部は「最終予選はあと6試合しかない。ホームゲームが4試合、アウェーゲームが2試合。アウェーゲームは日本戦とオーストラリア戦だ。だから、この4試合で勝ち点を獲得しないといけない」と、W杯アジア4次予選出場圏内の4位入りへ、一部ホームゲームでの勝利を目指している模様。

 「バーレーン戦、中国戦では勝ち点3が必要」と語った上で、FIFAランキングでアジア最上位である日本との直接対決については、勝ち点1の獲得でも十分だと考えているようだ。

 「日本戦に関しては、現実的に考えるべきだ。もしかしたら勝ち点を得られるかもしれない。ただホームゲームである以上、そのアドバンテージを活かさなければならない。(11月19日開催の)サウジアラビア戦では勝ち点を獲得する必要がある。(10月開催の)中国戦で負けたからね」

 11月開催のホームゲーム2試合について、サウジアラビア戦での勝ち点獲得により注力する姿勢を覗かせているインドネシア。ベトナムメディア『vn』は10月30日にシン・テヨン監督解任の可能性を報じているが、指揮官の去就はサウジアラビア戦の結果に左右されるかもしれない。