堂安律 写真:Getty Images

 フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世は、10月30日に行われたオランダ1部リーグのアヤックス戦でハムストリングを負傷。数週間の戦線離脱が予想されることから、11月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合の欠場がほぼ確実とみられるが、SCフライブルク所属MF堂安律についても代表招集は微妙とみられる。

 今季ここまでブンデスリーガ全8試合スタメン出場で4ゴール1アシストと、チームの中心選手として活躍している堂安。先日、ステップアップ移籍の可能性が報じられたが、体調不良により10月30日開催のDFBポカール(ドイツ国内カップ戦)ハンブルガーSV戦を欠場していた。

 ドイツメディア『ligainsider』は10月31日、堂安の現状について「彼は31日時点でも体調不良だ。11月3日に行われるブンデスリーガのマインツ戦でプレーできるかどうか分からない。出場の可否は試合直前に決まるだろう」とリポート。

 フライブルクがマインツ戦前に会見を実施しないこともあわせて伝えた上で、「堂安に関する情報はほとんどない」と綴っていることから、同選手の状態が深刻である可能性は排除できない。日本代表のメンバー発表は11月上旬に控えているため、マインツ戦を欠場するとなれば、上田につづき堂安の招集も厳しいものとみられる。

 堂安が招集外の場合、インドネシア戦や中国戦でMF伊東純也(スタッド・ランス)が右ウイングバックでスタメン出場するというシナリオも。右サイドバックを本職とするDF菅原由勢(サウサンプトン)にも出番が巡ってくるかもしれない。DF冨安健洋(アーセナル)やDF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)を欠く守備陣と同様、攻撃陣の陣容でも不安を抱えている。