後藤啓介 写真:Getty Images

 ジュビロ磐田からアンデルレヒトへ期限付き移籍中のU19日本代表FW後藤啓介は、セカンドチーム(RSCAフューチャーズ)の一員として、ベルギー2部リーグでゴールを量産。完全移籍移行の可能性が取りざたされているが、磐田に支払われる移籍金は以前の報道内容と比べて半分程度であるかもしれない。

 同選手は2024年1月、買い取りオプション付きの期限付き移籍によりアンデルレヒトへ加入。海外挑戦1年目からRSCAフューチャーズで出場機会を確保すると、今季はここまでベルギー2部リーグ9試合の出場で5ゴールをマーク。シュートに対するゴールの割合が33%と現地で話題になっている。

 そんな後藤の去就を巡っては、ベルギー紙『HBVL』が10月25日に「アンデルレヒトは後藤の完全獲得にむけて、磐田と交渉」と報道。買い取りオプション設定額を200万ユーロ(約3億3000万円)と伝えた上で、「アンデルレヒトは全額を支払うつもりはない」と交渉破談の可能性があることもあわせて報じていた。

 すると、ベルギー紙『DH』も30日に日本人ストライカーの去就を特集。「クラブ間交渉はすでに進んでいる」と伝えた一方で、買い取りオプションの設定額が半額の100万ユーロ(約1億6000万円)だとリポート。「アンデルレヒトは買い取りオプションの更新を検討。磐田も完全移籍移行に前向きであり、数週間以内に合意する」と綴っている。

 一部メディアで、ストライカー3番手としてトップチームに昇格する可能性も報じられている後藤。ロサンゼルス五輪世代屈指の点取り屋として、海外移籍後も結果を残しているだけに、2025年以降も欧州でのプレーが期待される。