三井住友カード株式会社(以下、三井住友カード)が提供する交通機関向け決済サービス「stera transit」が、10月29日からすでにタッチ決済乗車を利用可能な8社局に加えて、関西エリアのOsaka Metro・近鉄・阪急・阪神の4社で一斉に導入したと発表されました。

これにより、関西エリアを中心に新たに548駅での利用一斉に利用可能になり、交通系ICカードが持たずともタッチ決済による乗車が可能になります。

タッチ決済乗車の利便性

三井住友カードが提供する「stera transit」は、公共交通機関向けの非接触型決済ソリューションです。ふだん使用しているクレジットカードやカードが設定されたスマートフォンをかざすと、事前チャージ無しで

ICカードと同様に異なる鉄道事業者間での相互利用も可能になるものだといいます。

2021年に南海電鉄で国内初の実証実験が行われた、現在では全国32都道府県の公共交通機関に導入されているそうです。

今回の拡大は、2025年に開催される大阪・関西万博に向けた利便性向上の一環として進められており、外国人観光客や国内の訪問者がICカードを持たずとも、スムーズに移動できる環境整備を目指しているそうです。

今後の展開と対応ブランド



カードブランドについては、Visa・JCB・American Express・Diners Clubなどの主要決済ブランドが対応しており、Mastercardも各交通機関ごとに追加予定だといいます。

さらに、今後も利用可能な駅が増加する見込みで、2025年春までにはさらに多くの路線で導入が進む予定とのことです。

タッチ決済乗車サービスは、駅の券売機で切符を購入する手間を省き、交通系ICカードがなくても乗車できる便利な手段として諸外国ではすでに広く普及しているそうです。

三井住友カードは、日本でもこのサービスを拡大し、日本国内においてもタッチ決済乗車にも対応した幅広い乗車手段を提供することで、より便利で快適に移動してほしいと伝えています。