ジョーダン・ヘンダーソン 写真:Getty Images

 オランダの強豪アヤックス・アムステルダムに所属する元イングランド代表のMFジョーダン・ヘンダーソンが再び移籍を検討しているとの報道が浮上している。

 ヘンダーソンは2024年の1月にアヤックスに加入し、プレーを始めてまだ1年未満であるにもかかわらず、古巣であるイングランド2部(EFL)サンダーランドへの復帰が有力視されているのだ。サンダーランドのキャプテンMFダン・ニールも、現地メディアのインタビューでヘンダーソンの帰還を歓迎する姿勢を示しており、復帰の可能性がますます高まっている。

 ヘンダーソンは2023年7月にプレミアリーグのリバプールからサウジアラビアのアル・イテハドに移籍したものの、チームのプレースタイルや生活環境になじむのが難しく、わずか6カ月ほどで欧州へと復帰し、アヤックスに加入した。アムステルダムで新たなキャリアを試みたが、ここでも完全に満足している状況にはないようだ。サウジやオランダでのプレーは、彼にとってキャリアの転機となるはずだったが、最終的にはイングランドでのプレーの方がフィットするとの考えに至っているのかもしれない。

 現在、サンダーランドはEFLで首位に立ち、プレミアリーグ昇格も視野に入っている。ヘンダーソンがここに加われば、チームの戦力を強化する大きな要素となるだろう。リバプールで長年キャプテンを務め、数々のタイトルを手にしてきた彼の経験は、サンダーランドにとっても大きな力となるに違いない。