GMOインターネットグループは、2024年1~9月までの生成AIの活用によって削減した業務時間が合計100万時間を突破したと発表しました。

生成AIを活用している従業員は8割超

9月時点で、GMOインターネットグループの従業員(※アルバイトなどのシフト勤務を除く)の86.8%が生成AIを活用しているそうです。

1カ月あたりの削減時間は推定13万9,000時間に達したといい、月間の業務削減時間を1人あたりで換算すると平均27.2時間になるそうです。

従業員の半数以上が複数のAIツールを活用

生成AIを活用しているパートナー1人あたりの業務削減時間は27.2時間/月(前回調査差+0.4時間)となりました。

さらに、調査結果によると、従業員の54.2%が複数の生成AIモデルを業務に応じて使い分けています。

16.3%の従業員が「最適なツールがわからない」と回答しましたが、これは前回調査から8.4ポイント減少しています。従来、人気だったGPT-4に加え、Claude、Perplexityなどの利用も増加しており、業務内容に応じたAIの選択が進んでいることが伺えます。

一方で、業務負担が「すごく増えた」「増えた」と回答したパートナーも10.8%おり、特定の職種や役職では「AI導入に伴う部署の対応負担や処理案件の増加により、精神的疲労を感じている」といった意見やAIを使った処理・AIツールの開発などの担当人材に仕事が集中している状況も見受けられます。

調査概要

調査概要

調査テーマ:「生成AI活用」実態調査 

回答者数:6,312人(有効回答4,962人)

調査対象:GMOインターネットグループの国内パートナー(正社員、契約社員、アルバイト、派遣社員、業務委託)

調査期間:9月9~13日

<参照>

GMOインターネットグループ、生成AI活用により2024年の合計業務削減時間100万時間を突破!