明治安田J1リーグ第35節の横浜F・マリノスvs浦和レッズが、10月30日に日産スタジアムで開催。両チームが勝ち点1を分け合う結果に終わったが、ネット上では試合日程を巡り様々な意見が飛び交っているほか、横浜FM率いるジョン・ハッチンソン監督のコメントにも注目が集まっている。
互いに2桁順位であるとはいえ、オリジナル10同士の対戦ということもあり、戦前には盛り上がりを期待する声が挙がった一戦。ただ平日開催ということもあり、観客数は21397人。最大収容人数70000人を上回る日産スタジアムは空席が目立った。
この観客数に対する評価は、ファン・サポーターの間で意見が割れている。ネット上で「平日にしては、よく頑張った方だな」「両クラブとも状態良くないから、2万人集まれば十分」と前向きな声がある一方で、「週末開催ならば、4万人くらい入っていたのでは?」「土日開催ならば行けたけど、平日は厳しい…」といった意見も。「Jリーグも集客見込める試合を土日に回すなど、考慮してほしい」などと、Jリーグに対する注文や批判なども相次いでいる。
昨季2位の横浜FMは、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2024/25シーズンに参戦中。10月22日に敵地で中国1部・山東泰山と対戦したが、そこから中4日で天皇杯準決勝のガンバ大阪戦に臨んだ。
そしてG大阪戦から中2日の浦和戦では、0-0で引き分け。Jリーグ公式サイトによると、ハッチンソン監督は試合後に「自分たちが今季戦う61試合のうち、中2日の試合が(約)15回あります。中3日の試合は30回(約20回)あります。この厳しいスケジュールの中、ピッチに立つ選手を誇りに思います」などと、過密日程に言及したという。
このハッチンソン監督のコメントを受けて、ネット上では横浜FM所属選手のコンディション悪化を心配する声も。試合日程の見直しや負担軽減の具体策を求めるファン・サポーターもいるが、Jリーグ側もアジアサッカー連盟(AFC)主催大会との兼ね合いで頭を悩ませているかもしれない。