NECナイメヘン所属の日本代表FW小川航基は、10月29日の国内カップ戦で2ゴールをマーク。移籍後初ゴールのU19日本代表FW塩貝健人とともに、チームの勝利に貢献したが、ロジェール・マイェル監督は小川のとある振る舞いに不満を感じているという。
今季もリーグ戦9試合の出場で2ゴールと、好調をキープしている小川。PECズヴォレとの国内カップ戦では、1-2で迎えた88分に劇的同点ゴールを挙げ、延長戦へ望みを繋げると、延長前半には塩貝とともにゴールネットを揺らした。
2ゴールの活躍でチームを勝利に導いた一方、前半にチームメイトのFWビト・ファンクロイを叱責する場面も。ファンクロイが後方からロングボールを供給し、これに小川が頭で合わせたものの、フィードの精度に不満を爆発させたとみられる。
ナイメヘンの専門サイト『Forza NEC』によると、マイェル監督は小川の叱責について「物事がうまくいかない場合は、お互いに助け合わないといけない。非常に態度が悪い」と批判。「小川は普段クールだが、あれは我々が持ちたくない間違ったエネルギーだ。ハーフタイムで話し合い、後半からお互いのために戦い始めた」と、試合中の問題解決を強調したという。
前半終了後にマイェル監督から改善を求められたという小川。指揮官からのメッセージもあり、後半以降に2ゴールを奪っただけに、絶対的ストライカーという立ち位置に変わりはないと考えられる。