2つ目は「非破壊検査が可能」ということです。内部の電流状態を破壊せず確認できるので、検査前後で同品質が保てるようです。
3つ目の特徴となる「良品電池内部の電流ムラを非破壊で映像化」する技術により、良品電池内部に存在する電流ムラや、出荷基準をクリアできる電池に存在する極微小短絡を評価することが可能に。
ちなみに、リチウム電池などの発火原因のひとつだといわれているのが電池内部で生じる短絡(ショート)。従来は、安全性向上のためにはこの微小な内部短絡を早期発見することが重要だといいますが、そのための検査にも電池の破壊が必要だったとのこと。
しかし、今回のシステムにより電気が集中する部分が異なる色で表示され、一見して異常が判別できるようになったそうです。
発火リスクのある異常箇所を異なる色で表示
同社は、「蓄電池非破壊画像診断システム」の導入は、従来の蓄電池検査における課題を解決し、高精度での全数検査も可能になることを伝えています。
<参照>
電池の発火を未然に防ぐ世界初「蓄電池非破壊画像診断システム」を「BATTERY JAPAN 二次電池展」に出展