給与デジタル払いの知識に関する問題の全問正答率は3.2%
続いて、給与デジタル払いの内容を理解していると回答した1363人を対象に、給与デジタル払いに関する知識について質問したところ、全問正答率は3.2%でした。
設問別の正答率を見ていくと、最も正答率が高かったのは「雇用先で給与デジタル払いが導入された場合、必ず利用しなければならない」(正解は×)の79.8%。一方で、最も正答率が低かったのは「一般的にPayPayはすでにサービスを開始している」(正解は×)の14.9%でした。
一部企業で始まっているとはいえ、まだ現実に自分が関係するという実感が沸かない人が多いのではないでしょうか。おおまかな概要は知っていても、その詳細についての理解までは追いついていないようです。
給与デジタル払いを利用したい理由、第1位は「キャッシュレス化が進んでいるから」
続いて、“給与デジタル払いを利用したい”と回答した1,544人を対象に「利用したい理由」を尋ねています。すると、最も多かった回答は「キャッシュレス化が進んでいるから」の39.1%、次いで「現金を引き出す必要がなくなるから」の33.4%、「現金を引き出す手数料が不要になるから」の31.9%、「キャッシュカードを持ち歩く必要がなくなるから」の28.4%などと続いています。
キャッシュレス決済が浸透し、現金を持ち歩かずによくなるというのは確かに魅力的です。また、「支出や収入を管理しやすくなる」「無駄遣いしなくなる」など、デジタル給与になることで「お金の動きが把握しやすくなる」と考える人も多いようです。