レースはかつて楽しんでいたスキー競技の代わりというイメージです
私はロードカーからレーシングカーまで大好きです。コレクションは多数あります。中でもラリーカーのベースとなったアルピーヌA110やランチア・ストラトスは味わい深いと感じます。レースは、かつて楽しんでいたスキー競技の代わりというイメージです。今回のSUZUKA CLASSIC CHALLENGEにはシェブロンB16でエントリーしました。このクルマは、“キヤノン・ヨーロッパ”が欧州での知名度向上のために組織した“キヤノンレーシングチーム”が1971年に走らせていたマシンです。
現役当時、B16のステアリングを握っていたエド・スウァート(ED SWART)から購入しました。オランダ人のエドは1987年ころにアメリカに帰化し、西海岸のヒストリックレースに参戦していました。私はエドからクルマを譲り受けるとともにドライビングのコツを伝授してもらい、1996年から2000年まで、ラグナセカ・サーキットで開催されるモントレー・ヒストリックを楽しみました。モントレーでは伝説のマシン、ポルシェ917を2台抑えて上位に食い込んだのがいい思い出です。私はブラバムBT30というフォーミュラに乗っていたのですが、シェブロンは年代的にそれとオーバーラップします。実に乗りやすいですよ。
星野茂(ほしのしげる)さん/クルマは飾るものではなく、走って楽しむものというのが信条。軽量&コンパクトで、ラリーで活躍したクルマを中心に幅広いコレクションを持つ。ドライビングテクニックはプロ級。ランチア・クラブ・ジャパンの会長も務める。SUZUKA CLASSICでは総合3位/クラス優勝を飾った
提供元・CAR and DRIVER
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