明治安田JリーグはJ1からJ3の各リーグで2024シーズン終盤を迎え、残留や昇格、優勝争いが激化している。試合では整備された天然芝の素晴らしいスタジアムでプレーし、観客から多くの歓声を受けるJリーガー。結果やプレー次第で批判やブーイングもあるが、練習場ではサインや写真を求められる選手達は華やかな世界に身を置いているように見える。
その一方、彼らのプライベートが明るみになることは多くないだろう。一言にJリーガーといっても、1,900人から2,000人いるため当然自由な時間の使い方は選手それぞれだ。そんな中で、複数のJリーガーのプライベート事情を聞いた。
引退した選手を含む複数のJリーガーによると、多くのクラブは午前中（9時前後から）にトレーニングを行い、その後の食事やケアなどを含めると自由となる時間は午後の14時から15時以降。アウェイの遠征のための移動日以外は少なくとも夕方以降はフリーとなる。
過ごし方は選手によって様々だが、妻子の有無によってもスケジュールは変わるだろう。動画配信サービスNetflixやU-NEXTでアニメやドラマを見たり、 友人達とゴルフを楽しむ選手も多いようだ。一方で、次の日が朝からトレーニングがある中で都内の高級クラブで朝までお酒を飲んで豪遊している選手もいる。
多くのJリーガーと繋がりのあるサッカー関係者によると、J2でレギュラーのとある選手は銀座や六本木にあるナイトクラブの常連で、朝までお酒や女性店員との交流を楽しむことも多いとのこと。また、J1を含め、複数のJクラブでプレー経験のあるブラジル選手（現在は海外でプレー）も頻繁にナイトクラブに出入りしていたと前出のサッカー関係者が明かしている。
また、FC東京のGK児玉剛や、柏レイソルDF三丸拡のように、ジムを経営するなどビジネスに挑戦している選手もいる。三丸については、アメリカの団体が発行する「NSCA CSCS」と「NASM PES」という2つのトレーナー資格も取得済みだ。Jリーガーのキャリアをサポートしているサッカー関係者は「引退後を見据えて現役中にサッカー以外の活動をする選手も増えている」と語り、10年前などと比べ、サッカー以外の活動に対する意識が高い選手が圧倒的に増えているいう。
