過去、強盗の仕事募集があった際、会社の住所にビル名が入っていないことに不信感を抱いてGoogleストリートビューで検索したら、そこにはボロ小屋が立っていただけということに疑念を感じて応募を回避できたというケースもあった。応募する前は必ずその運営者情報を検索する癖をつけたい。

3. うまい仕事はない

筆者は派遣社員時代、本当に数多くの仕事を経験した。書類チェック、電話オペレーター、選挙の手伝い、テレビ局の雑用、USJのオープニングなど珍しい仕事もしてきた。バイトも含めると10以上の仕事経験がある。

そこから断言できること、それは「うまい仕事はない」ということだ。仮に楽でのんびりできる仕事であったとしても、募集する上でそのおいしさを積極的にうたうことはない。

仕事を募集する側もよく分かっていて、「楽に稼げる」で募集すると手を抜いてお金を稼ぎたい「仕事へのエンゲージメントが低い人材」が集まってしまう。なので自ら「ホワイト案件」「楽して稼げる」「日給10万円」といった、募集する側にメリットのない話をわざわざするのは怪しいと考える方が良い。

なんでもそうだが、相場からかけ離れた値付けがされるものはマーケット価格に自然に是正されるのが普通だ。そうでないものには、必ずリスクが伴うのが世の常である。こんな事を言うのは悲しい限りだが、「人を見たら泥棒と思え」の時代になったのかもしれない。

 

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