星野リゾート株式会社(以下、星野リゾート)が運営するホテル「星野リゾート BEB5軽井沢(ベブ)」では、12月1日から25日まで、イルミネーションを楽しみながらサステナビリティ(持続可能性)について考えられるイベント「サステナブルクリスマス」を開催します。

サステナブルクリスマスとは

BEB5軽井沢では、環境経営を行う星野リゾートの一員として、2021年からサステナブルをテーマとしたクリスマスイベントをはじめました。定期的に手入れとして伐採されている間伐材を土台として、「アップサイクル」したクリスマスツリーをオリジナルで作成したそうです。

2023年には、太陽光発電に加えて、クリスマスツリーの下にタンデム自転車(座席とペダルが縦に並んだ2人乗りの自転車のこと)を設置し、来場者がペダルをこぐとツリーが点灯する自転車発電も導入。地元の佐久平総合技術高等学校電気情報科と協力して開発したといいます。

2024年は発電量がその場で分かるように

第5回となる今回は、太陽光発電と自転車発電で点灯できるイルミネーションの数を増やし、発電量をメーターで確認できるシステムの構築により、発電量がその場でわかりやすく確認できるつくりに挑戦しているそうです。

また、ツリーだけでなく周囲の木々のイルミネーションも自家発電で点灯できるよう進化。太陽光パネルの増設やバッテリーの容量強化などに加え、日中に自転車で発電した電力を夜間に使用するため、蓄電機能も追加されています。

BEB軽井沢では、これからも「サステナブル」というテーマで地域のひとびとと連携しながら、クリスマスイベントの実施を続けていく考えです。

同ホテルの広報担当者は、「実際に自転車で発電してみると、ずっと綺麗な状態で点灯し続けるのは結構疲れるので、そういった体験が『電気の大切さ』や『サステナブルなライフスタイル』を楽しく考えるきっかけになるようなクリスマスイベントとして進化していきたいと考えています」とコメントしています。