守田英正 写真:Getty Images

 スポルティングCP所属MF守田英正は、ポルトガル1部リーグ屈指のボランチとして活躍。この日本代表選手に対して、バイエルン・ミュンヘンからFCアロウカへレンタル移籍中のU22日本代表MF福井太智が畏敬の念を抱いている。

 現在20歳の福井は、2023年1月にサガン鳥栖からバイエルンへ完全移籍したことで話題に。ドイツ4部を主戦場とするバイエルンのセカンドチームでプレーしていたが、上位のカテゴリーでの出場機会を求めて2024年1月にポルティモネンセへレンタル移籍。ポルティモネンセではリーグ戦11試合で1ゴール1アシストをマークも、同クラブの2部降格に伴い、シーズン終了後に退団した。

 今季ここまでリーグ戦全試合スタメン出場と、アロウカの主力選手として活躍している福井。ポルトガルメディア『zerozero』では、10月28日に同選手のインタビュー動画が公開されているが、その中で自身がお手本にする選手を訊かれると、以下のように語った。

 「守田英正選手が一番目指すべきところ。日本人選手だからというより、僕自身目指さないといけない、負けてはいけない相手だと思っている。スポルティングと対戦しても、良いチームだなという印象は強く持っている」

 年代別代表でコンスタントにプレーもパリ五輪出場が叶わなかったほか、A代表招集の経験がない福井。それでも本人は「日本代表をFIFAワールドカップで優勝させたい。それは幼い頃から描いていた夢なので、そこに限る。(A代表で)チャンスがあれば、自分のクオリティーを見せる自信はある」と強気の姿勢も見せている。

 なお福井は、日本から見たポルトガルサッカーの印象を問われると、「日本では、クリスティアーノ・ロナウドに関する話題が多い。日本人でサッカーに興味がない人でも、ロナウドは知っている」と、同国代表ストライカーの偉大さに言及している。