運転中に他のドライバーに対して、急に車間距離を詰めたり急加速急低下させたりなどの危険行為を行う「あおり運転」が近年社会問題となっています。2020年6月には悪質な運転を取り締まるために、道路交通法が改定され「妨害運転罪」として厳格な処罰が下されるようになりました。ドライバーの約7割があおり運転をされた経験があるといいます。被害を受けないための対策はあるのでしょうか。
あおり運転対策として効果的と言われているのが、ドライブレコーダーの設置です。
クルマの前方・後方を録画してしているため、万が一何かあった時の証拠となります。
カメラに撮られているということで自分自身も相手のドライバーも緊張感を持って運転することであおり運転防止へとつながります。
レコーダーで録画中を知らせるステッカーなども販売されているので取り入れてみるとより効果的ではないでしょうか。
道路交通法第26条にて、「車両等は同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときはその直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けるとができるため必要な距離をこれから保たなければならない」と定められています。
あおり運転をしているつもりは無くても十分は車間距離を取っていないと「あおり運転をされた」をみなされてしまうことがあります。
また、前方を走る車両に対して後ろからピッタリとくっつくように車間距離を詰めすぎると、急ブレーキをかけられた時に回避できず衝突してしまう恐れも。
あおり運転対策だけではなく、事故を防ぐためにも十分な車間距離を取って安全運転を行いましょう。
クルマの運転中は感情的になりやすく、無自覚であおり運転をしてしまうドライバーが多くいます。
車線変更や道を曲がる際は思いやりを持って相手を優先させることも大切です。
ドライバーに対してだけではなく歩行者や自転車・バイクを走行している人へも思いやりとゆずりあいが必要です。