武藤嘉紀 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸所属の元日本代表FW武藤嘉紀は、10月27日に行われた天皇杯準決勝の京都サンガ戦で途中出場。相手選手に対する言動で注目を浴びているほか、一部から同選手に対する批判が挙がっている。

 ファン・サポーターの間で話題になっているのは、前半アディショナルタイム45+4分のシーン。京都が敵陣深い位置でスローインを獲得すると、DF福田心之助がロングスローを放り込むために、神戸の控え選手がウォーミングアップしている場所まで下がる。

 するとFWジェアン・パトリッキをはじめウォーミングアップをしていた神戸の選手たちが不満をあらわにするなど、一触即発の事態に。武藤は福田に対して厳しい表情で二言三言声をかけるなど威圧的な行動をとると、福田は両手を広げている。

 Xでは、NHK中継映像の一部を切り取った動画が拡散。武藤の行為が、「心強い味方で頼もしい」「これだけ気持ちを前面に押し出してくれて嬉しい」などと称賛される一方で、「普通にどいたらいいのに…」「試合優先だし、止めた方が良かったのでは」といった否定的な意見も。同選手に対する誹謗中傷メッセージも見受けられるなど、騒動に発展している。

 ただ一部からは「これ以前にきっかけがあるし、悪意がある切り抜きだと思う」という指摘も。福田に対する武藤のアクションの是非は、この切り取り動画だけでは判断できないだけに、ファン・サポーターには過度な批判を控えることが求められそうだ。