シント=トロイデンVV(STVV)所属GK小久保玲央ブライアンが、ベルギー1部リーグで驚異的なスタッツを記録。日本代表GK鈴木彩艶(パルマ)の競争相手として、森保ジャパン(A代表)招集待望論が再び湧き起こりそうだ。
柏レイソル下部組織出身の小久保は、ポルトガル1部ベンフィカ時代にトップチームで出番なし。セカンドチームでも2023/24シーズン途中に出場機会を失うなど、厳しい立場に置かれていた。
しかし大岩剛監督率いるU23日本代表では正守護神として活躍。2024年4,5月開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選でチームを優勝に導いたこともあり、同年夏にベンフィカからSTVVへ完全移籍。パリ五輪本大会でもスーパーセーブを連発し、チームのベスト8入りに貢献しただけに、以前から同選手のA代表デビューを望む声が挙がっている。
8月17日にデビューして以降、ベルギー1部リーグで9試合にスタメン出場するなど、STVVの正GKとして活躍している小久保。失点10で3度クリーンシートを達成している。
ただポルトガル紙『ア・ボーラ』など複数メディアが28日に伝えたところによると、同選手はリーグ戦で1試合平均3.52ゴールを阻止。シュートストップなど、守備面の能力はベルギー1部トップだと評価されている。
日本代表のGK陣では、鈴木が正守護神を務める中、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)やGK谷晃生(町田ゼルビア)らが招集されている。11月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合を前に、ベルギー国内で結果を残している小久保のA代表初選出の可能性に注目が集まる。