グルメ仲間の友人が調理人として厨房で働いている中目黒にあるフレンチレストランに出かけました。
料理好きが高じて、フレンチのお店にスタッフとして週1回働いているということです。
聞いてみると片手間で出来る甘いものではありません。営業開始は夕方19時からなのに、朝の10時にはお店に来て、下ごしらえやキッチンの準備などをしているそうです。1日に12時間以上立ちっぱなしで働いていることになります。
しかも、アルバイトではありませんから時給で給料がもらえる訳ではありません。スタジエと呼ばれる研修者といった位置付けで、仕事をしながら研修費用を支払っているそうです。
つまり、リアルなレストラン厨房体験ができる学校に通っているようなものなのです。
と言っても、お料理は本格的です。この日もアミューズのとうもろこしから始まり、ダチョウのカルパッチョ、茄子の温かい1品、稚鮎、鱧、鹿といった素材がふんだんに使われ、味付けも複雑味のある手の込んだものでした。
そして更にそれぞれのお皿に合わせた世界各国のマニアックなワインを合わせるという凝った内容で、最後のデザートまで堪能することができました。