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ここまでくると茶番か、自民総裁選
2024/10/30
やはりFRBの判断ミスが問われるかも:金利調整に振り回される民と企業
今週は茂木、林、小泉各氏が出馬表明しました。来週には高市さんが表明する予定です。残りの方々、上川、斎藤、野田、青山の各氏は厳しいでしょうか?いや仮に20名の推薦をとったとしてもその後が戦えるとは思えません。今回のように乱戦模様の時には出馬表明は早めの方がよいと思います。その点で一部の層から期待感が高い高市さんがここまで遅れているのは推薦人の取りまとめに時間を要した、つまり議員内にすそ野が広がっていないとみるべきでしょうか?(都知事選における小池さんのような戦略的ケースとは相違します。)立民の泉代表がようやく推薦人の目途をつけたのも議員の支持が集まっていなかったからでしょう。
早い者勝ちの観点からすれば下馬評が高い小泉さんも個人的には遅かったと思います。つまり議員支持の広がりがないかもしれません。小泉(父)は散々議員の不評を買ったので「リメンバーコイズミ」がないとは言えないでしょう。高市さんの票は小林さんに一部流れ、更に青山さんが遅まきながら参戦しようとしたことで余計面倒なことになったとみています。つまりカニバリゼーションです。ユーチューバーの皆さんは自分の推しの議員がいかにも有利で、芽があり、可能性が大で、決勝なら勝てる…と好き勝手放言し放題になっていますがかなり割り引いて聞いた方がいいでしょう。
ではお前は現時点でどう見ているのか、と聞かれればあくまでも個人の好き嫌いを排除した上で考えると石破氏が緒戦リード、その対抗馬が誰か、です。基本は菅、麻生両名の影響力を無視できないのです。麻生さん側から見ると河野さんが嫌いな人は多いのですが、バランス感覚は中国がらみ以外は悪くはないし、国民とのコミュニケーションも取れます。ただ河野さんと菅さんの関係はイマイチなので、麻生氏が推し、菅氏が妥協できるのが茂木氏とみます。不人気だけど賢いし、官僚や議員とのやり取りも幹事長経験でこなすでしょうし、経済政策に焦点を当てればこの人が一番無難かもしれないと思っています。小林氏は議員票をある程度とれるかもしれませんが、党員票が厳しいかもしれません。小泉さんはまだ軽すぎで勝手に想像している立憲、野田党首との論戦には勝てないでしょう。首相の器はまとめる力と経済が分かるかであり、外交ではありません。これが肝です。
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