川勝氏は新規職員への訓示で「自分が正しいと思う信念を貫くということが大切です。そして、そのためにはやっぱり勉強しないといけません」「それからやっぱり感性も豊かにしなくちゃいけない。美しい絵を見たり、いい音楽を聴いたり、映画を見たり、演劇を見たりしたときに、感動する心というものがあると望ましい」と良いことを述べていることも確かである。

しかし「毎日毎日野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたり、あるいは物を作ったりとかということと違ってですね、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たちです。ですからそれを磨く必要がありますね」との川勝氏の発言は、どこをどう見ても、県庁職員は「知性が高く」、農業や酪農に従事する人々はそうではないと主張しているようにしか聞こえない。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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