「ホットプレートを購入したいけど、どのホットプレートを買えばいいかわからない」と悩んでいる人も多いかと思います。最近のホットプレートは、さまざまなプレートや機能が付属しており、できる料理の幅も広がっています。
この記事では、ホットプレートを選ぶ際のポイントを詳しく解説。おすすめのホットプレート3製品もあわせて紹介するので、ホットプレート選びの参考にしてください。
ホットプレートの選び方
ホットプレートのおすすめを紹介する前に、まずは、ホットプレートの選び方についてくわしく解説します。ホットプレート選びにおいて重要なのは、以下の4点です。
加熱方式
サイズと形
プレートの形状
機能
ホットプレートは、さまざまなモデルが各社から登場しています。付属するプレートの形状やホットプレートのサイズ・形以外に、便利な機能が付いたモデルも多数あります。自分に合った商品を選べるように、まずは基本性能について把握することが必要です。
一つずつみていきましょう。
■加熱方式
ホットプレートのプレートの加熱方式には、大きく分けて以下の3種類があります。
ヒーター式
IH式
カセットガス式
なかでも、一般的な加熱方式がヒーター式です。
ヒーター式
ヒーター式は、プレートの下側に配置した太い電熱線でプレートをあたためるタイプです。ホットプレートのなかでも多くのモデルに採用されている一般的なタイプといえます。
ヒーターとプレートが一体となったモデルは、熱が逃げないため、より効率的に加熱できます。シンプルな構造で手頃な価格のものから高機能タイプまで、各社さまざまな賞品を取りそろえており、多くの製品から選べるのが魅力です。
ヒーター式は、基本的に本体価格がリーズナブルな製品が多く、購入しやすいのがメリット。コストを抑えつつホットプレートを選びたい人におすすめのタイプといえます。
ただし、ヒーターの大きさや形状によっては、温度のムラができてしまう可能性があるため注意が必要です。なかには、製品によってプレートが十分に加熱されるまで時間がかかるものもあります。
IH式
IH式は、プレート下部に搭載されているIHヒーターによってプレートをあたためるタイプです。プレート下のIHコイルに通電することによりプレートを発熱させます。
IH式は、温度を細かく設定できるのがメリットです。温度調節により、料理に合わせて温度を柔軟に変えたい人に向いています。また、プレートを外せるため、IHコンロとしての活用も可能です。ホットプレートだけでなく鍋料理なども楽しめます。
ヒーター式と比べて本体価格が高く、製品の選択肢が少ない点には注意しておきましょう。
カセットガス式
カセットガス式は、市販のガスボンベを燃料に使用し直火でプレートを加熱するタイプです。ヒーター式やIH式のように通電する必要がなく、コードレスで使用できるのも魅力。さらに、ガスの強力な直火が使えるため、アウトドアシーンで使いたい人におすすめのタイプといえます。
カセットガスが切れると使えなくなる点には、注意が必要です。長時間使う人や使う頻度が多い場合は、予備用のカセットガスを持っておくと安心できます。
■サイズと形
ホットプレートを購入する際は、プレートのサイズや形にも着目しましょう。ホットプレートでは、さまざまなサイズの商品が販売されています。サイズを気にせず購入してしまった場合、大きすぎると取り出したり片付けたりする作業が億劫になるかもしれません。大きいサイズのプレートほど予熱に時間がかかるため、使う人数に応じたサイズの製品を選ぶようにしましょう。
サイズを決める際に注目したいのが、プレートの幅の広さです。一人暮らしで使うのであれば幅20~30cm程度、2~3人で使うのであれば幅30~45cm程度をおすすめします。4人以上の大人数で使う場合、幅45cm以上を選べば人数分の量を一度に調理できるでしょう。
1人用にピッタリな幅20~30cm程度のモデルは、コンパクトサイズで小さい机にも置きやすいのが特徴です。2~3人用で使える幅20~30cm程度のモデルは、大きすぎないサイズで、出し入れしやすいのがメリット。4~5人用向きの幅45cm以上の製品モデルは、プレートの面積が広くホットケーキやお好み焼きなども一度に多く作れます。
サイズとあわせて注意したいのが、ホットプレート本体の形状です。形状には、スクエア型とラウンド型、グリル鍋型の3つがあります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
スクエア型
スクエア型は、ホットプレートの本体形状でもメジャーなタイプです。なかでも多いのが長方形でしょう。プレートの面積が広いため、一度に複数の料理を作りたい人や大人数で使いたい人に適しています。
スクエア型では、ヒーターの種類と形状によっては、プレートの場所で温度が変わりやすいです。この温度ムラを利用して、焼き上がった食材を温度の低い場所へ逃がすなどすれば、焦げるのを防げます。焼きムラを防ぐ意味でも、場所をこまめに変えながら焼く工夫が必要です。
スクエア型の多くが長方形のため、丸いテーブルや正方形のテーブルにホットプレートを置いた場合、場所によっては食器を置く場所が狭くなる点には注意しましょう。その際は、サイズの小さなモデルを選ぶか、ラウンド型にすることなども検討が必要です。
ラウンド型
ラウンド型は、円形や楕円形のタイプです。スクエア型と比べると、プレートの面積は小さくなりますが、角がないぶんコンパクトなため、少人数で使いたい場合におすすめします。テーブルがあまり広くない場合でも、手元のスペースを確保可能です。
また、ラウンド型のホットプレートはヒーターの死角が少なく、熱の通り具合にムラが起こりにくいです。プレート全体がまんべんなく温まる傾向があるため、ホットケーキやお好み焼きなど、プレートを広く使う料理にもってこいなタイプといえるでしょう。
■プレートの形状
ミドルクラス以上のホットプレートでは、複数の交換用プレートがセットとなっていることが多くあります。セット内容はメーカーによってさまざまです。一般的には、平型プレート、波型プレート、穴あきプレート、たこ焼きプレート、蒸し用スチーマーなどの組み合わせが多くなっています。プレートを使い分けることで、料理のレパートリーも広がるため、こだわりたい人にはおすすめです。
平型プレート
平型プレートは、平たいプレートを指します。炒め料理や焼き料理などに使えて汎用性が高いです。
ホットケーキや好み焼きなどを作るのであれば、平型プレートがいいでしょう。また、餃子を焼きたい場合は、中の状態が確認できるような透明なフタが付属したモデルがおすすめです。
波型プレート
波型プレートは、平型プレートの表面に波型の凹凸がついたプレートです。波形プレートで肉を焼くと、凹凸を伝って余分な脂が流れ落ちるため、脂肪分のとりすぎを防げます。また、肉や野菜を焼くとグリルで焼いたような直線状の焼き目がつき、見た目にもおいしそうに仕上がる点もメリットです。
穴あきプレート
穴あきプレートは、表面にスリット状の穴が空いたプレートです。このプレートを使って食材を焼くと、溶けた脂が穴から落ちて食材をヘルシーに仕上げてくれます。波型プレートと違うのは、流れ落ちた脂が本体下部の受け皿に溜まるため、プレート上に残らない点です。油はねを少なく抑えられる一方で、受け皿を洗わないといけないため、その点はデメリットかもしれません。
たこ焼きプレート
たこ焼きプレートは、プレートに半球状のくぼみが並ぶタイプです。たこ焼き粉と具さえあれば、自宅でたこ焼きを簡単に楽しめます。ほかにも、アヒージョやベビーカステラなどの料理を作れる点も魅力です。友人や家族と一緒に楽しむ場合におすすめします。
スチーマー
スチーマーとは、ホットプレート専用の蒸し器のことです。高温の水蒸気で、食材を蒸し上げます。シュウマイや肉まんなどを作る人には、おすすめのプレートです。
■機能
ホットプレートには、さまざまな機能が付いているタイプもあります。自分の希望に合った物があるか、チェックしておきましょう。
減煙機能
「ホットプレートを買ったら自宅で焼肉をやりたい!」 という人も多いでしょう。その場合、減煙機能を備えたホットプレート(無煙ロースター)がおすすめです。ホットプレートで肉を焼いたときには、大量の煙が出ます。これは、肉から出た油が加熱部分に当たって燃えることが原因です。
減煙機能を備えたホットプレート熱源に油が落ちないような設計がされており、煙が出にくいのがメリットです。煙を本体内のファンで吸引してくれるため、煙やにおいを気にせず、室内で焼肉を楽しめます。
温度調節
ホットプレートを使用する際は、温度調節機能があると便利です。保温できるものや、細かく温度設定できるものなど、さまざまな商品がラインアップされています。自分の作りたい料理にあわせて、購入するようにしましょう。
2面プレート
2面プレートとは、ハーフサイズのプレート2枚を同時に使えるタイプのホットプレートです。たとえば、ハーフサイズのたこ焼きプレートと平型プレートをそれぞれセットすれば、2つ同時に料理ができます。なかには、左右のプレートで設定温度を変えられるモデルもあります。複数人でホットプレートを囲む際などに役立つ機能です。
おすすめのホットプレート
最後に、おすすめのホットプレートを3つ紹介します。こちらを参考に、購入をぜひ検討してください。
■アイリスオーヤマ「網焼き風ホットプレート 3枚 APA」
アイリスオーヤマ「網焼き風ホットプレート 3枚 APA」は、平面プレートに加えてたこ焼きプレート、穴あきプレートが付属したヒーター式のホットプレートです。本体幅は約50cmと大きく、4人以上の大人数でも対応できます。餃子であれば、40個を焼くことが可能です。
また、ダイヤル式のコントローラー式が付いており、保温、140~250℃まで自由に温度設定できます。フッ素コートでこびりつきにくく、。お手入れも簡単です。
出典:アイリスオーヤマ「網焼き風ホットプレート 3枚 APA」
■タイガー「ホットプレート〈ダイニングプレート〉 CRL-A201」
タイガー「ホットプレート〈ダイニングプレート〉 CRL-A201」は、深さ約4.6cmの鍋を付属した、ヒーター式のホットプレートです。深さのある鍋は、焼き料理や鍋料理、パエリア、チーズフォンデュなどに対応します。波形プレートであれば、肉料理にもピッタリです。
白磁器や鋳物などの風合いをイメージした、洗練されたデザインがおしゃれな印象を与えます。フタ・鍋・プレートを本体と重ねて収納できる点も、メリットでしょう。「スペースが限られているけど、おしゃれなホットプレートが欲しい」という人にはぴったりな商品といえます。
出典:タイガー「ホットプレート〈ダイニングプレート〉 CRL-A201」
■山善「XGRILL PREMIUM YGMC-FXT130」
山善「XGRILL PREMIUM YGMC-FXT130」は、減煙機能を搭載したホットプレートです。プレート裏面を立体的なXカットにすることで、煙の発生と油ハネを抑えます。プレート側面に内蔵された吸煙ファンが煙を強力に吸い込むため、調理中の煙を約94%カットしてくれます。
パーツは、本体・水トレイ・プレートの3つだけです。組み立ても簡単で、本体と水トレイは丸洗いできます。プレートも水で洗える(取っ手以外)ため、お手入れもラクラクです。
出典:山善「XGRILL PREMIUM YGMC-FXT130」
■パナソニック「ホットプレート NF-HM310」
もし、ホットプレートの購入を急いでいなければ、パナソニックが9月に発売予定の「ホットプレート NF-HM310」も選択肢に入ります。このホットプレートは従来製品よりも予熱時間が30%短縮されたモデルで使いやすさを重視した製品です。
プレートは平面プレートの他、焼肉プレートとたこ焼きプレートの2枚が付属しており、さまざまな料理に対応可能です。また、温度調節は細かく設定でき、140~250℃まで自在に調整できます。また、蓋に高さがあり大きな料理も難なくこなせるのも嬉しいポイントです。
出典:パナソニック「ホットプレート NF-HM310」
■象印「ホットプレート EA-KK30」
象印の「ホットプレート EA-KK30」は、コンパクトながら、機能的なプレートによりさまざまな料理に対応できるホットプレートです。この製品は、基本のプレートに深型プレートを採用しており、定番料理はもちろんパスタやすき焼きといった料理を作ることができます。
また、焼肉プレートには傾斜がついていることで油切れがよく、ヘルシーに焼くことができます。そのほか、本体ガードとプレートを取り外して丸洗いできたり、暑くなったプレートに触れにくい安全設計になっていたりと痒い所に手が届く製品といえます。
出典:象印「ホットプレート EA-KK30」
■ブルーノ「コンパクトホットプレート セラミックコート鍋セット」
ブルーノの「コンパクトホットプレート セラミックコート鍋セット」は、そのおしゃれなデザインとコンパクトなサイズで特に若い世代に人気がある製品。カラーバリエーションも豊富で、インテリアとしても映えるデザインが特徴です。
このホットプレートは、平面プレートとたこ焼きプレート、セラミックコートの鍋プレートが付属しており、朝食のパンケーキから夕食のたこ焼きパーティーまで、幅広い料理に対応します。プレートのサイズはコンパクトですが、2~3人分の料理を作るには十分な大きさです。特に、一人暮らしやカップル、少人数の家庭におすすめです。
出典:ブルーノ「コンパクトホットプレート セラミックコート鍋セット」
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