浦和レッズに所属するDF宇賀神友弥は、2024シーズン同クラブに完全移籍で復帰を果たした。2022シーズンにJ3のFC岐阜に加入し、J3でプレーする中で古巣浦和へ電撃復帰となった。
そんな36歳の左サイドバック宇賀神は、元日本代表DFで共にプレーした鈴木啓太氏(2015年引退)と同氏のYouTubeチャンネルで対談。10月25日に公開された動画の中で当時の真相を語り、浦和と契約満了となった2021シーズンを最後に現役引退を考えていたことを明かしている。
岐阜へ加入した1番のきっかけは、小松裕志氏がクラブの社長に就任したことだという宇賀神。同氏とは浦和ジュニアユース、ユースで共にプレーした同期だ。岐阜では2022、2023シーズンでリーグ戦計64試合に出場するもクラブは14位、8位と、思うような結果が残せないでいた。そんな中、引退して岐阜で「フロント入りしたい」という話もクラブ側と行っていたと語った。
その裏では浦和の関係者とは連絡を取り合っており、DF荻原拓也(ディナモ・ザグレブ)が海外移籍し、DF明本考浩(OHルーヴェン)も海外挑戦の話が進む中で「左サイドバックが2人もいなくなるのは苦しいですよね。僕は気持ち的には炎は消えかけてるけど体は動きますよ」と軽い感じで話していたとのこと。岐阜との契約も今年(2023年)いっぱいのため話合いを行っていることを伝えると「浦和がオファーをしたら可能性はあるのか」という話になり、最終的に復帰することになったようだ。
宇賀神は今シーズン、リーグ戦への出場は6月30日に行われた第21節ジュビロ磐田戦(3-0)での途中出場(89分から)1試合のみとなっている。現在は33試合を終え、勝ち点42で12位につけ、残留争いに巻き込まれている浦和。36歳で古巣に復帰したベテランのプレーを、今季の残り試合で見ることはできるのだろうか。