インドネシア代表 写真:Getty Images

 インドネシア代表は11月15日に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、日本代表と対戦。DFジャスティン・ハブナー(元セレッソ大阪)をはじめ帰化選手を多く擁する同国代表は、韓国方面からの後押しも受けているという。

 欧州出身選手の帰化に力を入れているインドネシアは、9月開催の最終予選で格上のサウジアラビア、オーストラリア相手に引き分け。10月の最終予選では、招集選手27名のうち13名が帰化選手という構成だったが、中国に1-2で敗れている。

 そのインドネシアを率いるのは、韓国人のシン・テヨン。U23韓国代表監督時代の2016年1月には、AFC U23アジアカップ決勝・日本戦前に「優勝すれば(韓国の伝統衣装の)韓服を着て会見に出席する」と挑発めいたコメントを残したほか、敗れた後には「リオデジャネイロ五輪で再び日本と対戦する機会があれば、必ず相手の鼻をへし折る」などと、日本への恨み節で物議を醸していた。

 そんなシン・テヨン監督は母国に支援を要請。韓国メディア『聯合ニュース』が10月25日に報じたところによると、指揮官はインドネシアで事業を展開する韓国人実業家に対して、日本戦のチケット大量購入を要請。実業家が承諾したことにより、数千人の韓国人によるインドネシア代表応援団が結成される見込みだという。

 また同メディアは、「インドネシアは日本に圧倒されると予想されており、勝ち点1が最高の結果だ。しかし勝ち点3獲得への野望は、数千人の韓国人応援団によって燃え上がるだろう」と指摘している。

 ”反日思考”が強く、過去の発言で日本のファンから反感を買っているシン・テヨン監督。インドネシア代表史上初のW杯出場にむけて、ピッチ外でも手段を問わず全力を尽くす構えだ。