サオを曲げてやり取りすることでサオがある程度まで負荷を吸収してくれて、その間は魚にも負荷をかけ続けられる。自分の体勢を崩されたとしても立て直す余裕が持てるのでサオを曲げることだけは絶対維持している。
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ヒラマサの場合、最初の引きを凌ぐことができれば一気に引きが弱まることがほとんど。この瞬間に一気に電動リールで底から巻き上げる。一気に巻き上げることで魚の浮袋に掛かる水圧が変化し、さらに魚が抵抗しにくくなりキャッチ率が上がる。
7.2kg96cmヒラマサ手中
巻き上げながらドラグを少し緩めラスト10mくらいで最後の抵抗をみせることが多いので、そこでバラさないよう注意してタモですくってもらう。無事キャッチできたのは、この日最大サイズ7.2kg96cmのヒラマサだった。
私が信頼している緑のハリとフラッシャーが特徴的な仕掛けでキャッチできたのがまたうれしい。終わってみればカンパチ、ヤズ、ヒラマサと青物御三家にアコウ(キジハタ)も釣れ、大満足で納竿となった。
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暑い日が続いていたが台風の接近などで一気に秋めいて、さらに海の中は盛り上がってくるので、ぜひダイナミックな引きとおいしい魚ゲットに挑戦してみてはいかが。
<週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝太/TSURINEWS編>