出光興産は、植物由来の原材料を80%以上用いたレース性能を持つエンジンオイル 「IDEMITSU IFG Plantech Racing(イデミツ アイエフジー プランテック レーシング)」を開発した。

このオイルは粘度グレード:0W-20で、API(米国石油協会)のSP認証を取得した世界初のオイルだ。

【世界初】出光 植物由来のエンジンオイルでレース性能を実証
(画像=『AUTO PROVE』より)

出光興産は2024年10月16日、スーパー耐久レース第5戦「鈴鹿S耐5時間レース」(9月28日~29日)のST-Qクラスに参戦した「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept」がレースで初採用したと発表。

カーボンニュートラルに貢献する、植物由来の原材料(80%以上)をベースオイルに使用したエンジンオイルのレース性能が実証されたことになる。

5時間にわたる鈴鹿S耐レースでは、エンジンの加速性や保護といった性能に加え、過酷な環境下での耐久性や低蒸発性など、エンジン性能を最大限に引き出し、その性能を維持するエンジンオイルが求められる。

「IDEMITSU IFG Plantech Racing」は、独自のエンジン性能を引き出す技術と環境負荷低減の技術を最大限に詰め込んだエンジンオイルで、モリブデン×植物由来エステルテクノロジーを活用し、植物由来のベースオイルと最適に調合することによって、レースで求められる性能を満足させることができたのだ。

なお出光興産は、この「IDEMITSU IFG Plantech Racing」オイルは「IDEMITSU IFG/IRG]シリーズの最上位製品で、11月頃に発売が予定されている。

提供・AUTO PROVE

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