かつて清水エスパルスに在籍していた日本代表MF鈴木唯人は、現在デンマーク1部ブレンビーIFでプレー。練習参加しているU18日本代表FW名和田我空(神村学園高等部)との交流も報じられる中、バルセロナなど複数クラブから関心の可能性があるという。
ストラスブールで不本意な結果に終わった後、2023年8月に清水からブレンビーへ完全移籍した鈴木。2023/24シーズンにリーグ戦・プレーオフあわせて26試合の出場で11ゴールと結果を残すと、2024年夏にはMF堂安律擁するSCフライブルクをはじめ複数クラブからのオファーが報じられていた。
しかしブレンビーが高額な移籍金を求めたこともあり、2024年夏のステップアップ移籍は実現せず。今季はここまでリーグ戦13試合の出場で3ゴール1アシストも、開幕からリーグ戦7試合続けてノーゴールと一時不調に陥っていた。
10月27日のコペンハーゲン戦でもスタメン出場した鈴木だが、デンマーク国内サッカーを専門に扱う『ダニッシュ・スカウト』によると、このダービーマッチではバルセロナ、バイエル・レバークーゼン、PSVアイントホーフェン、ボローニャのスカウトが現地視察。ブレンビー所属選手ではFWクレメント・ビショフ、FWマティアス・クヴィストゴーデン、鈴木のプレーをチェックしたという。
またサッカー専門サイト『Sofa Score』によると、88分までプレーした鈴木は、シュート2本を放ったものの無得点。それでもパス成功率82%、ドリブル突破2度試みていずれも成功と、攻撃面で一定の成果を上げただけに、10点満点中「7.1」と及第点以上の評価を受けている。
ゴールこそ挙げられなかったものの、ビッグクラブのスカウトの前でアピールした鈴木。ブレンビーとの契約は2027年6月まで残っているが、ステップアップ移籍実現にむけての期待が再び高まりそうだ。