■遭遇者の2人に異常な症状
脚のしびれに苛まれながらもなんとか帰宅の途に就いた2人であったが、その後も体調不良が続き、まるでブラックコーヒーのような黒い尿や、顔の腫れ、頭痛、視力減退、記憶力の減衰などの健康上の問題を抱えることになった。
謎の光を直接浴びせられたヘイノネンはすぐに病院に運ばれたのだが、診断によるとひどい頭痛と関節痛に苦しめられ、血圧が著しく低下していた。医師によれば、これは重度のショックによって引き起こされたものであるという。
その後の調査でヘイノネンは最初にヒューマノイドを見た瞬間、どういうわけかそれをヴィリヨだと勘違いしたことを認めた。ヒューマノイドとUFOが去ってしまった後になって、ヘイノネンはそれがヴィリヨではなかったことに気づかされたというのである。そしてこのことに気づいた時から、ヘイノネンは精神に異常をきたすようになったのだ。
この事件は後に科学者、特にスウェーデンの物理学者、オロフ・フレドリクソンと、スウェーデン・ヨーテボリの学者らによって調査された。個人的なインタビューに加えて、事件のすべての可能性をあぶり出すまで、目撃者や関係者との長期に及ぶ接触が維持された。
「現実には、2人の男性が受けた病気の種類を確実に診断することは非常に困難です。私は、特別なものをあまりにも多くは処方しないことにしました。最も効果的な治療法として、精神安定剤に焦点を当てることが最善の方法だと思いました」とオロフ・フレドリクソンは述べている。
またヘルシンキ大学の電子工学教授マッティ・トゥリは事件の書類を研究した後、次のように述べている。
「ハイノネンとヴィリヨが感電した可能性は否定できません。彼らは光が白く眩しかったことに同意しているので、(常に青みがかって見える)紫外線ではなかったということは間違いないでしょう。目撃者によって吸収された光が衣服を通過していた場合、それはより短く、より高い周波数の波であったに違いありません。また、ハイノネンとヴィリヨは示した症状は“過剰摂取”の典型なものです」
この「イムヤルビUFO事件」は間違いなく注目に値するUFO現象であり、目撃者の証言のみならず科学的な調査や医師の診断などの客観的な検証まで行われた事件だ。また、雪山で起きたUFO事件として数少ないケースでもある。フィンランドの雪山で今後も何か奇妙なことが起こるのか、注目していきたい。
提供元・TOCANA
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