通勤時間や場所にとらわれないリモートワークは、コロナ禍において新しい働き方として急速に広まった。ところで、コロナ禍が落ち着いた現在は、どのぐらいの人がリモートワークを希望しているのだろうか。フルリモート専門の転職エージェント・Remogu(リモグ)を運営する株式会社LASSICがフルリモート勤務の希望調査を行っているので、詳しい調査結果を見ていこう。

過半数が「給与が下がったとしてもフルリモートで働きたい」と回答

給与が下がってもフルリモート勤務を希望する人は半数、その妥協条件とは?【テレリモ総研調べ】
(画像=(「株式会社LASSIC」調べ),『オトナライフ』より 引用)

フルリモート勤務と給与の関係についての調査は、テレワークもしくはリモートワークを経験したことがある20歳〜65歳の男女1001人を対象に、2024年4月26日~30日にインターネットで調査された。「仕事や住まい、給与を変えずにフルリモートで勤務できるとしたら、フルリモートで働きたいか」という質問には60.9%がフルリモート勤務を希望。条件が変わらなければ、6割のビジネスパーソンがフルリモート勤務を望んでいることが判明した。

給与が下がってもフルリモート勤務を希望する人は半数、その妥協条件とは?【テレリモ総研調べ】
(画像=給与が下がってもフルリモートで働きたい人と、給与が下がるならフルリモート勤務はしたくない人は半々の割合だ(「株式会社LASSIC」調べ),『オトナライフ』より 引用)

また、フルリモート勤務希望者に「フルリモート勤務ができるとして、給与条件が変わるとしたら、どこまでなら妥協できますか?」と尋ねると、全体では54.8%が「給与が下がったとしてもフルリモートで働きたい」と回答。ただし、許容できる給与の下げ幅は上位から「3%まで」25.4%、「5%まで」13.9%、「10%まで」9.8%となり、決して大きくないようだ。「給与が下がるならフルリモート勤務はしたくない」と回答した人が45.2%となり、やはり給与が下がるかどうかがフルリモート勤務を希望する決め手となっているようだ。

給与が下がってもフルリモートがいい理由、上位は「時間の有効活用」「通勤ストレスがなくなること」

給与が下がってもフルリモート勤務を希望する人は半数、その妥協条件とは?【テレリモ総研調べ】
(画像=通勤に関する理由が上位を占めている(「株式会社LASSIC」調べ),『オトナライフ』より 引用)

給与が下がってもフルリモートがいいと答えた334人にそのメリットを尋ねたところ、最も多かった回答は「通勤時間がなくなり、その時間を自由に使えるから」64.7%、次いで「電車やバスでの混雑や遅延のストレスがなくなるから」48.8%となり、多くの人が通勤にストレスを感じていることが判明。また、44.3%が「落ち着いた好きな空間で仕事ができる」と回答しており、周囲に気を遣わずに仕事に集中できる点も魅力的に感じているようだ。ほかにも、「家族やペットとより多くの時間が過ごせるから」「睡眠時間が増えるから」などプライベートや生活を重視する理由も多かった。

男女で順位に大きな違いは見られなかったものの、どの理由においても回答率は女性のほうが高い傾向にある。通勤や仕事環境、睡眠時間やランチ代など、女性のほうがフルリモート勤務に対して複合的なメリットを感じているようだ。

コロナが落ち着いた昨今、多くの企業がオフィス勤務を打ち出しているが、リモートワークを一度経験した者にとっては、メリット、デメリットそれぞれ感じるところはあるだろう。少なくとも、働き方の1つとして重要視している人が増えていることは確かだ。

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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