かつてサンフレッチェ広島やアビスパ福岡に在籍していた元スウェーデン代表DFエミル・サロモンソンは、現在スウェーデン1部IFKヨーテボリでプレーも、来季以降の去就は不透明。本人が残留の可能性をはじめ、自身の今後について語っている。
現在35歳の同選手は、2019シーズンに広島でプレーしたほか、翌2020シーズンから2年間にわたり福岡の主力選手として活躍。リーグ戦通算90試合の出場で7ゴールを挙げるなど、日本で実績を残した後、ヨーテボリへ復帰した。
そのヨーテボリでは、復帰1年目の2022シーズンにリーグ戦23試合でプレー。2023シーズンにはリーグ戦24試合でスタメン出場と、右サイドバックでレギュラーに定着していた。しかし今季は4月からおよそ2か月にわたりベンチ外が続くなど、リーグ戦で4試合のスタメン出場に終わっている。
序列低下の印象を拭えなかっただけに、10月下旬の時点でヨーテボリ残留の見通しは立っていない模様。選手本人が26日、『Fotbolskanalen』のインタビューで以下のように語っている。
「この年齢で契約満了になるのは大したことではない。30代半ばになれば、短期契約を結ぶのが普通だ。僕は契約に関する問題解決にむけて、クラブを助けることに集中しているんだ。先延ばしにしているし、契約延長に関して、まだ本格的な交渉はしていない」
「コンディションは良いし、とてもフレッシュだ。プレーする意欲はあるし、フットボールが楽しいと感じているので、引退したくない。どうなるかは、シーズンが終わったら分かるよ」
先日、広島時代のチームメイトであり、今季限りでの現役引退を表明したMF青山敏弘に対して、「これからの新たな人生を存分に楽しんでください!あなたは長年にわたり、数多くの選手やサポーターに計り知れない影響を与えてきました。感謝と敬意を込めて、心からのエールを送ります」とXを通じてメッセージを寄せていたサロモンソン。Jリーグ復帰の可能性にこそ言及しなかったものの、今後日本から再びオファーが届くか注目が集まる。