昨季途中にオーストリア代表DFダビド・アラバが長期離脱しているうえに、スペイン代表DFダニエル・カルバハルも今季絶望の大怪我を負ったレアル・マドリード(スペイン1部)。センターバックの枚数が足りない状況となっている。
この危機にカルロ・アンチェロッティ監督はアラバの復帰が近づいていることから、ブラジル代表DFエデル・ミリトンとドイツ代表DFアントニオ・リュディガーで乗り切ることを決断。フランス代表MFオーレリアン・チュアメニをスクランブル起用することで、よっぽどの好選手がいない限り来年1月の移籍市場で補強しない方針だという。
スペイン『アス』によれば、来夏の補強としてマドリードはアル・ナスル(サウジアラビア1部)でプレーするスペイン代表DFアイメリク・ラポルテ(30)の獲得を視野に入れているという。すでにアンチェロッティ監督も同選手の獲得にゴーサインを出しているという。
2018年1月にアスレティック・ビルバオ(スペイン1部)からマンチェスター・シティ(イングランド1部)に加入したラポルテはクラブのプレミアリーグ制覇などに貢献。2023年夏からアル・ナスルに加わると、今季はここまで公式戦12試合で3ゴールを記録している。
なお、マドリードは今夏に開催されたユーロ2024でスペイン代表の優勝に貢献したラポルテのほかにパルメイラス(ブラジル1部)でプレーするブラジル人DFビトール・レイスにも興味を持っている模様。ただ、同選手には1億ユーロ(約164億5000万円)の契約解除金が存在しており、パルメイラスは1円とも減額は望んでいないようだ。