イングランド2部(チャンピオンシップ)リーズ・ユナイテッドのOBであるFWロス・マコーマックが、今2024/25シーズンから同クラブに所属する日本代表MF田中碧のプレーに驚きを隠せないようだ。
田中は、チームメイトのDFイーサン・アンパドゥやMFイリア・グルエフが長期離脱の中、チームを支える中心的な役割を担い、リーズの順位をチャンピオンシップ3位まで押し上げる原動力となっている。マコーマックは、現地時間10月24日夜に放送された『talkSPORT』で「田中はチームメイトよりもワンランク上の存在だ」と評価し、「アンパドゥとグルエフがいなくなって皆が心配していたが、田中がその不安を払拭した」と語った。
田中は今夏、ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフから加入し、当初はリーズのダニエル・ファルケ監督の元でスタメンの座を争うことが期待されていた。しかし、怪我人が続出するチームの危機を一手に引き受け、試合ごとにその存在感を増している。22日のワトフォード戦では、2-1の勝利に貢献し、クラブ内での評価を大きく引き上げた。
現在は、アンパドゥとグルエフが復帰してもスタメンは約束されたものではなく、むしろポジションを争う状況に追い込まれている。さらに、リーズは新加入のMFジョシュア・ギラヴォギも迎え、中盤の競争はさらに激化する見込みだ。ギラヴォギは26日ブリストル・シティ戦でのデビューが予想されているが、ブリストルは現在6試合連続無敗であり、難敵との対戦が待っている。
リーズは田中とMFジョー・ロズウェルに加え、FWダン・ジェームズとMFマノル・ソロモンが攻撃陣を強化することで、中盤をしっかり固めた布陣を整えつつあり、プレミアリーグ昇格に向け視界は良好なようだ。