サンフレッチェ広島、浦和レッズ、ヴィッセル神戸OBの槙野智章氏の引退試合は、12月14日にノエビアスタジアム神戸で開催。神戸時代のチームメイトであるルーカス・ポドルスキも参加予定だが、元ドイツ代表アタッカーの行為が物議を醸している。
神戸、ケルン時代にともにプレーをしたこともあり、親交の深い槙野とポドルスキ。10月10日には、槙野がドイツへ渡り、ポドルスキの引退試合に参加。ポドルスキはポーランド1部グールニク・ザブジェとの契約を2025年6月まで残しているが、2023/24シーズン終了後にスパイクを脱いだとみられる。
満員のスタジアムでポドルスキは感極まったのか、試合後サポーターの前で発煙筒を掲げる。このシーンは地元テレビ局の中継映像でも捉えられたが、ドイツのスタジアムでは発煙筒や花火の使用が禁止されている。
ドイツ紙『ビルト』によると、ポドルスキは法律違反により地元警察の捜査を受けているとのこと。罰金刑はほぼ確実だが、懲役刑を科される可能性は不透明。12月に行われる槙野の引退試合には、現時点で通常通り参加するものとみられる。
ポドルスキは1995年にケルンの下部組織に入団。2006年までケルンでプレーした後、バイエルン・ミュンヘンを経て、2009年にケルン復帰。2012年にケルンからアーセナルへ完全移籍すると、その後はインテル、ガラタサライ、神戸、アンタルヤスポル、ザブジェと渡り歩いた。
なお槙野の引退試合には、MF香川真司(セレッソ大阪)、MF乾貴士(清水エスパルス)、MF原口元気(浦和レッズ)など、FIFAワールドカップ・ロシア大会をともに戦った日本代表のチームメイトも参加へ。DF宇賀神友弥、GK西川周作など浦和時代の同僚も集うなど、豪華メンバーのもとで開催される予定だ。