ガブリエウ・バルボサ(ガビゴル) 写真:Getty Images

 元ブラジル代表FWガブリエウ・バルボサ(ガビゴル)には、以前からブラジル1部CRフラメンゴ退団の可能性が。Jリーグクラブからオファーが届いた可能性も報じられるなか、ブラジル国内では同選手の現状に注目が集まっている。

 ガビゴルの去就を巡っては、ブラジル紙『O DIA』が9月17日に「彼はフラメンゴと契約更新をしない考え」と、2024シーズン終了後に契約満了で退団する可能性を報道。「彼はブラジル国外でプレーする選択肢を検討」とした上で、日本、サウジアラビア国内クラブからオファーが届いた可能性も伝えていた。

 ブラジル1部パルメイラスからの関心も取り沙汰されていたガビゴルだが、同国メディア『グローボ』が25日に伝えたところによると、パルメイラスの会長は「彼は素晴らしい選手だが、我々のもとには来ない」と獲得の可能性を完全否定したという。

 また、ガビゴルとフラメンゴの交渉状況については「フラメンゴは1年の契約延長と年俸アップを打診。しかし選手サイドはこれを拒否」と、契約延長交渉破談の可能性を報道。ブラジル国内ではクルゼイロ、バイーア、コリンチャンス、グレミオが同選手に関心を寄せているという。

 現在28歳のガビゴルは、2016年開催のリオデジャネイロオリンピックにおけるブラジル代表優勝メンバー。同年8月にブラジル1部サントスからセリエAの強豪インテルへ完全移籍したが、イタリアサッカーへ適応に苦しみ、ポルトガル1部ベンフィカへのレンタル移籍を経て、2018年に母国復帰。2019年からフラメンゴでプレーしている。

 フラメンゴ移籍後は、2022年にコパ・リベルタドーレス(南米選手権)優勝を果たしたが、2023年4月にブラジル・ドーピング規制当局による検査を拒否。翌2024年に2年間の出場停止処分を受けたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が処分保留としたことにより、現在も公式戦でのプレーが可能だ。