日本代表 写真:Getty Images

 10月発表のFIFAランキングで、スイス代表を抜いて15位に浮上した日本代表。MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF三笘薫(ブライトン)、MF伊東純也(スタッド・ランス)などの活躍が期待される中、W杯本大会での成績予想をもとに韓国方面から日本代表に対する否定的な声が挙がっている。

 英メディア『スポーツバイブル』は10月中旬に、チャットGPTによるW杯優勝国予測を紹介。これによると、2026年の北中米W杯ではアルゼンチンが優勝するほか、2050年大会までにブラジル、フランス、ドイツ、スペイン、イングランド、オランダがタイトルを獲得する見込みだという。

 この予測に注目したのが、韓国メディア『スポーツ傾向』だ。同メディアは25日、「チャットGPTの予想により、日本代表はW杯で物足りなさが証明された」とリポート。北中米W杯でのベスト8入り、2050年大会までのW杯優勝という日本サッカー協会(JFA)の掲げた目標を紹介した上で、「日本代表の目標達成は厳しい」などと指摘している。

 ただ、日本は2022年のカタールW杯で強豪ドイツ、スペインを撃破したほか、翌2023年9月の国際親善試合でドイツに4-1で勝利。欧州強豪と張り合えることを証明しているほか、北中米W杯予選では北朝鮮戦の不戦勝も含めて開幕から9連勝。オーストラリア代表に引き分けたとはいえ、アジアで抜けた存在という印象が強い。

 10月発表のFIFAランキングでは、日本がアジアトップの15位であるのに対して、韓国は22位。韓国が日本にとって格下であるだけに、同国メディアによる指摘は説得力に欠けているといっても過言ではない。