直近数シーズンにわたり欧州トップレベルでの活躍が目立っている日本人選手。中でも、日本代表MF三笘薫(ブライトン)とMF久保建英(レアル・ソシエダ)が、欧州5大リーグを代表するアタッカーとして好成績を残している。
サッカー専門サイト『データMB』は10月25日、欧州5大リーグでプレーする選手を対象とした「リーグ戦における前方へのラン回数」トップ10を公表。1位はビニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)の70回であるが、三笘が47回で3位にランクイン。MFジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・シティ)などビッグクラブでプレーしている選手が次々と1桁順位に名を連ねる中、久保も38回で10位に食い込んでいる。
川崎フロンターレから海外挑戦の三笘は、2023/24シーズンこそ度重なる怪我により、リーグ戦で3ゴール4アシストと不本意な成績に終わったが、今季は開幕からリーグ戦7試合つづけてスタメン出場し、すでに1ゴール2アシスト。ファビアン・ヒュルツェラー新監督から攻撃陣の中心選手として期待を寄せられている。
一方の久保は、今季もソシエダの中心選手として活躍。チームがラ・リーガ第10節終了時点で12位に沈む中、リーグ戦全試合出場で2ゴールを挙げるなど、ひとり気を吐いている一方、10月24日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第3節マッカビ・テルアビブ戦では左サイドでの起用を巡り様々な意見が飛び交っている。
MF堂安律(SCフライブルク)やGK鈴木彩艶(パルマ)など、欧州5大リーグでプレーする日本人選手は、現地でも高く評価されている。MF守田英正(スポルティングCP)のステップアップ移籍も期待される中、三笘と久保が欧州屈指のアタッカーとして自身の価値を高めている。