ASモナコ所属の日本代表MF南野拓実は、10月23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)レッドスター戦で2ゴール1アシストをマーク。リーグフェーズ第3節における週間ベストイレブンに選出された一方、所属のブライトンへ移籍する可能性が浮上。プレミアリーグの舞台でMF三笘薫と共闘することが期待されているが、韓国方面から冷ややかな反応もあるという。
同選手の去就を巡っては、スペインメディア『FICHAJES』が9月20日にプレミアリーグ複数クラブからの関心を報道。移籍金を2000万ユーロ(約32億円)とし、「リバプールでタイトル獲得に貢献した。プレミアリーグでのプレー経験が関心を呼び起こしている」と強豪クラブで実績を強調すると、英メディア『チームトーク』が10月25日に「南野がブライトン移籍、プレミアリーグ復帰を狙っている」と伝えている。
この報道内容に反応したのが、韓国メディア『sportalkorea』だ。同メディアは26日に「南野はリバプールで通算55試合14ゴール3アシストと結果を残せていない。2021年1月にはサウサンプトンへレンタル移籍したが、そこでも本来のパフォーマンスを発揮できていない」と過去の成績を紹介した上で、「期待とは異なり、リバプールで南野は不振だった。プレミアリーグでは無理だ」とバッサリ。ブライトン移籍で再びパフォーマンスを落とすとの見方を示している。
プレミアリーグへの適応度については、リバプールの専門サイト『Liverpool.com』は2023年1月の時点で「プレミアリーグでは、南野は小柄な体格がゆえに相手ディフェンダーに圧倒され、フィジカル面で苦戦を強いられた」と否定的な見解を披露。選手本人もリバプール時代を振り返る際、プレミアリーグへの適応が厳しかったことを認めていた。
レッドブル・ザルツブルクの恩師であるアドルフ・ヒュッター監督のもと、今季もここまでリーグアン7試合出場で1ゴール1アシスト、CL3試合出場で2ゴール1アシストと結果を残している南野。過去にプレミアリーグでプレーする上での厳しさを経験しているだけに、ブライトン移籍は現実的ではないかもしれない。