リーダー育成や組織開発をサポートするコンサルティング企業、株式会社チームボックス(以下、チームボックス)が、若手・新入社員に自律的成長をうながすというプログラム「Teambox OS(チームボックス オーエス)」を提供します。
発達心理学の分野である「成人発達理論」を取り入れたプログラムとのことですが、どんな内容なのでしょうか。
「リアリティ・ショック」軽減が目的
新入社員をはじめ、新しい環境に置かれた従業員が、理想と現実のギャップに衝撃を受けてしまう状態が「リアリティ・ショック」と呼ばれ、期待や能力、職責をめぐるミスマッチから生じるとして研究されています。
このプログラムは、若手社員が自ら会社や上司の意図を理解し行動する姿勢や態度、思考力を鍛えることがリアリティ・ショックの軽減につながるとして、構築されているといいます。
「自律的成長」促すトレーニング
このプログラムは、成人発達理論を世界的に牽引するというハーバード大学教育大学院のロバート・キーガン教授が提唱する「大人の成長」の概念を参考にしているといいます。
双方向対話学習・目標設定トレーニング・職場実践ケーススタディなどで、若手社員が自律的に成長し、受容力や多面的視点を身につけるトレーニングを用意。
実践することで、社会人としての基盤づくりから、コミュニケーション能力向上やセルフリーダーシップ思考の定着まで、幅広い成長を目指します。
期間は約3カ月で、対面とオンラインの受講方法があり、対象者は入社前の内定者と新入社員、入社数年目までの若手社員だといいます。
<参照>
チームボックスがZ世代向け研修プログラムを提供開始 成人発達理論の考えを取り入れた自律的成長を促すカリキュラムで構成