ベルギー1部KAAヘント所属DF渡辺剛は、10月24日開催のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)モルデ戦で1アシスト。11月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選を前に、再び同選手の日本代表招集論が高まりそうだ。
今季もここまでリーグ戦全試合でスタメン出場と、稼働率の高さで評価されている渡辺。10月3日のUECLチェルシー戦でゴールを決めるなど、強豪クラブ相手に結果を残しているが、同月の最終予選でも日本代表に招集されず。DF冨安健洋(アーセナル)、DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)とセンターバック陣で怪我人が相次いでいることにくわえて、ヘントが3バックシステムを採用していることもあり、同選手の代表選外に疑問の声が湧き起こっていた。
そんな渡辺は、モルデ戦でもフル出場。後半アディショナルタイムの90+5分に決勝ゴールをアシストし、勝利の立役者となっている。
またサッカー専門サイト『FotMob』によると、同選手はモルデ戦でタックル成功率80%(4/5)、12回のクリア、6度のボール奪取と、ヘント守備陣でトップの数値を叩き出したとのこと。攻守両面での活躍が光っただけに、11月の代表復帰に向けて前進している。
なおベルギー紙『HBVL』が10月4日に伝えたところによると、渡辺は日本代表招集から遠ざかっていることについて、「(伊藤敦樹など)同胞たちは、僕が代表にふさわしいことを証明してくれています」とコメント。以前にも代表でのプレーに対する思いを語っていた同選手の、森保一監督に対するアピールが続いている。