2.0L VCターボ+9速ATを搭載
日産自動車はミドルサイズクロスオーバー、新型日産「ムラーノ」を米国で発表した。同車は、2025年初頭にアメリカとカナダで販売される予定だ。
新型「ムラーノ」は、デザインテーマである「エネルギッシュ エレガンス」をベースに、21インチのホイールや、左右に広がったLEDテールライトを装備、専用2トーンカラーなどにより、流麗でモダンな外観を目指したという。
内装は、細部までこだわったという素材や、2つの12.3インチディスプレイ、そして64色のアンビエントライティングやマッサージ機能付きのフロントシートなどを装備し、高級感あふれる仕上がりになったとのこと。
高い安心感をもたらす運転支援システム
また新型ムラーノは全方位運転支援システム(セーフティシールド360)を全モデルに標準装備、さらに、「プロパイロット」(現地名:ProPILOT Assist)や「プロパイロット1.1」(現地名:ProPILOT Assist1.1)が、高速道路でのスムーズな走行をサポートするという。
フード部分を透過して前方を確認できる「インビジブル フードビュー」や、駐車時など真上から見下ろした様に車の周囲を表示する「インテリジェント アラウンドビュー モニター」と言った、2種類のカメラ技術もムラーノとして初採用。
Google ビルトインも搭載されており、12.3インチのデジタルディスプレイに、最新のGoogleマップを始めとした様々なアプリを直接表示することが可能とのこと。同システムはBose Personal Plus 10スピーカーオーディオシステムと連動し、キャビン全体に没入感のあるサウンドを提供するという。
安定したパワートレインと確かなコントロール
エンジンは、レスポンスに優れるという2.0L VCターボを搭載。最高出力241 hp、最大トルク260 lb-ftを発生、前モデル比でトルクを20 lb-ft向上させている。これに、より魅力的なドライビングを実現するというパドルシフトを搭載した9速オートマチックトランスミッションが組み合わされる。
駆動方式は前輪駆動または4WD(現地名:Intelligent All-Wheel Drive)をラインナップしており、専用チューニングが施された周波数感応型ダンパーと電動パワーステアリングによって、優れたハンドリングと乗り心地を両立したとのこと。
新型ムラーノは前モデル同様に米国テネシー州スマーナ工場で生産される。価格は発売時に発表予定。またムラーノは、8月に発売した新型「キックス」、9月に発表した新型「アルマーダ」に続き、経営計画「The Arc」期間中に投入される3車種目の日産ブランド新型車となる。
文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB
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