戦略
課題解決をする上では、「やる気、勢い、根性論」で解決しようとする人がいる。だがこうした個人の資質頼みのアプローチは強者の理論に過ぎず、大多数の人間は弱いという前提で解決を図る必要がある。
たとえば英語の勉強をしたいけどなかなか続かない時は「歯を食いしばって頑張るしかありません」みたいなアドバイスは何の役にも立たない。それができれば苦労しないからである。
そうではなく、基本的に人間はやる気や継続する力がないという前提で考えるのだ。つまり、「ではどうすればやる気頼みではなく、継続できる環境を作るか?」という戦略的アプローチが必要になる。多くの課題は戦略的に解決を図るものであり、優秀な人ほど属人的な攻略ではなく可能な限り再現性の高い解決策を模索するので「戦略」という言葉をよく使う。戦略なき解決はただの妄想でしかない。
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本稿で取り上げた内容はいずれも個人の体験によるもので必ずそうだと言い切れるものではないが、過去色んな場所、立場で働いてきた中で仕事ができる人はいずれもこれらのセリフを積極使用していたと記憶している。
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